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【記者コラム】柳原真緒 初の大舞台で力を出し切る

 年末の大一番の「KEIRINグランプリ」(30日・平塚)が間近に迫っている。2022年の総決算として激闘が繰り広げられる。どんな結末が待っているのか楽しみで仕方がない。
 その前日に行われるのが「ガールズグランプリ」だ。ガールズケイリンが復活して今年で10周年を迎えた。その節目の年に念願のグランプリ初出場を果たしたのが114期の柳原真緒(25=福井、写真)だ。
 「今年はグランプリに出場することと、ビッグレースを一つ獲るという目標を年頭に立てました。前進した流れの良い1年でした」。
 5月平のガールズコレクションで、先捲りの児玉碧衣を豪快な捲りで捕らえてうれしいビッグ初制覇。
 競輪祭で行われたガールズグランプリトライアルのアメジスト(グループB)決勝は児玉に敗れて2着に終わったが、年間の獲得賞金上位でグランプリのキップをつかみ獲った。
 グランプリ前の奈良(11~13日)は尾崎睦、日野未来らを相手にパワーの違いを見せつけて完全優勝。
 初日こそ「感触は良い方ではない」と少し物足らない表情だったが「日に日に良くなる」とあと2日間は対戦相手を力でねじ伏せる快勝劇だった。これで通算200勝を達成。年末に向けての前哨戦として弾みを付けたシリーズだった。
 グランプリはワールドクラスのスピードの佐藤水菜、女王復権を目指す児玉の2強が立ちはだかる。
 「児玉さんらに比べて弱いところが多いので、トップスピードと持久力を上げてステップアップしたい」ときっぱり。
 目標だったガールズグランプリの舞台。柳原らしい豪快な走りで全力を出し切ってほしい。

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